ハピネス

2017.01.31 UP

恐れを知っているから恐れ知らずになれる!ハリウッド流「魅力的な女性の作り方」

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名だたるハリウッド俳優のコーチングを担当するイヴァナ・チャバック。自らの過酷な幼少期の経験と、成功者と言われる人々との交流から得たメソッドの元になっているのは、逆境を学びに変えるというもの。その手法は演技だけでなく人生においても応用できると注目を集める。ワークショップのため来日中だった彼女に聞くその考え方とは。

自分を哀れむのは他人にも自分にも助けにならない

——出来事には2通りの見方があって、自分を壊すものとみるか、自分を成長させるのかだと言われていますね。その真意は?

過去の出来事に対して、馬鹿なことをしてしまったと落ち込むか、その出来事が自分に起ったのはなぜかと考えるか。要はその出来事は恥なのか学びなのか? 捉え方でその後の動きは大きく変わります。

悪いことかが起こった時に「最悪だ、最悪だ」と嘆くか、自分にとってどのような糧になるかと見るのか?と。
起こった悪いことを学びと捉えるのは、非常にハードです。自分を哀れむほうがよっぽど楽ですから。もちろん人間は楽なほうを選びたがるし、選んでしまうときもあります。でも、それは他人の助けにも自分の助けにもなりません。だから強さを持つ必要があります。

太ってたってブスだって人は惹きつけられる

——日本の女性はその強さをもって物申すことに尻込みしている気がします

日本の女性だって、押さえつけられたら不快なはずです。社会がこうだと言っているからといって、それを守る必要はありません。アーティストが演技を通して解放した感情に共感したら「私だけじゃなんだ。私も言っていいんだ」と思えばいい。社会に対して「それは受け入れらません」といっていいんです。それで誰かに嫌われるかもしれません。でも逆に愛され、ついてきてくれるかもしれない。

それはあなた次第です。恐れを知らずに、人のことを気にしない。はっきり言って、それだけです。

私は私のルールに従っています。人が何を言っても気にしません。ただ一つ私にとって大切なルールは「人を傷つけない」ということ。逆にその人を傷つけない限りはなんでもやるし、なんでも言います。

人を傷つけない限りは自分の中で理にかなっていると思うことに従えばいい。そうすれば新しい道が開けます。社会のルールに挑戦すればするほど、自分がハッピィになれるし、それが自分のパワーになります。人々はこのパワーに惹かれるんです。
世界で一番ブスで太っていたとしても、このパワーを持っていれば、人が周りに寄ってきて成功します。

「恐れ知らず」というのがパワーです。

ただね、恐れ知らずになるためには自分の中に恐れがあることを認めないといけないんです。恐れがあるから恐れ知らずになれる。恐れが大きいほど、恐れ知らずの度合いも大きくなる。これはとても大事なコンセプトです。

——人々は「欲しいものを手に入れるため」に戦っていると言われますが、ANGIE読者にも「欲しいものが分からない」といった人が多数います。

ステレオタイプ的にそう言われているからではないですか?日本でその問題は大きいと思いますが、アメリカでも同じです。私が育ったミシガン州では「女性は教会にも来ないで夫の面倒をみていろ」と言われ、20歳くらいで結婚、出産が普通です。働いている女性も少ない。
でも、働きたいなら働きたいと言っていい。欲しいものは欲しいといったらいいんです。

好きなことをやりたいと言っていい、でも選択にはリスクも

——選択肢が広がったことで、今度は選べなくなっている女性もいます。

自分が何を欲しているのかは、とにかくいろんなことにトライしてみないとわかりません。例えば、昨日私はエイヒレを初めて食べてとっても好きになったんです。でも食べてみなければ好きかどうかもわからないですよね。

友人に有名な音楽大学を出たジャズミュージシャンだった人がいます。天才的なミュージシャンだったんですが、あまり演奏家であることを楽しんでいなかった。そこで学校へ戻っていろいろ勉強したり、インターンをしてみたりして自分が物理、そのなかでも核物理が好きだということに気づいたんです。それから本格的に核物理を勉強して今では著名な学者として世界中を回っています。

彼は自分の好きなものを探すというトライと同時に、有名ミュージシャンという地位を捨てるリスクも取りました。選択とはリスクをとることでもあります。

——リスクを取りたがらず、挫折を避けて通る人も多いですが。

恐れを抱くことは容易で、勇気を持つことのほうが難しい。だからそこに簡単な答えはないんです。

「やるしかない」

女性ゆえに打ち破れない壁ってありますよ。
私もいろいろひどいことも言われます。昔は傷ついていたりもしましたが、今は気にしない。周囲が私を押さえつけようとしても、私が気にしなければ何も起こりません。誰かから嫌われてもいい。十分すぎる数の人が私を愛してくれていますから

とあるビリオネアが「人から好かれるかどうかは気にするな。でも人から尊敬されるかどうかは気にしろ」といっていました。
人に尊敬されるということは、私が尊敬されることをやっているから。人に尊敬される自分なら自分でも好きになれますよ。

迷ったとしても、自分の道を歩いていればサポートしてくれる人が自然と出てきます。サポートを求めるんじゃないんです。自分の夢を情熱を持って追いかけて、魂込めて自分にも他人にも希望を与えることをやったら、人は集まってくるんです。

自分で変わりたいと思っている人には、あらゆるメッセージは届きます。
変わりたいと本気で思っていない人はこの記事も読まないでしょう?

Never too late! (遅すぎることはない)
なんだって可能なんです、自分が信じればね。

要は、どれだけ本気で欲しいものを欲しい!と言えるか。その前にリスクをとってまで欲しいものを探せるのか? それが人を魅せられる女性の、人のあり方のなのかもしれませんね。


イヴァナ・チャバック
ロスアンゼルス在住演技コーチ、著者、イヴァナ・チャバックスタジオ経営者。ブラッド・ピット、ビヨンセ、ハル・ベリー、ジム・キャリー、メグ・ライアン、ジェームズ・フランコ、シャーリーズ・セロンなど、錚々たるハリウッド俳優らを顧客に持つ。2006年度のアカデミー賞では演技賞のすべてに彼女の生徒がノミネートされた。イヴァナの長年の映画業界への貢献に対し、ロシア国際映画祭において、レオナルド・ディカプリオ、ウィリアム・フリードキン、フランシス・フォード・コッポラと並び、特別功労賞を受賞。ロスアンゼルスタイムス紙ベストセラー『イヴァナ・チャバックの演技術』は全米の数多くの大学で教科書として使用されており、世界8カ国語に翻訳されている。人間の深層心理への深い洞察力に基づいたその演技メソッドは、人生においての必勝テクニックとして、俳優だけでなく、歌手、脚本家、監督、プロデューサーからも熱い支持を集めている。

photo by SHOHEI ISHIDA

大倉奈津子

大倉奈津子

音楽雑誌、求人誌、ビジネス誌などの編集、日本語教師を経て、ANGIE編集部へ。自身のソロライフ経験が誰かのお役に立てると信じているワーママ編集者です。

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