ハピネス

2014.03.26 UP

辛い恋でも「大切にしよう」と思える言葉。私の幸せアイテム

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「アイテム」という括りのなかに入れていいのか分かりませんが、自分をしあわせにしてくれるものって何だっけ? と考えたときに、わたしにとって「キャッチコピー」の存在は外せませんでした。

 

キャッチコピーとは、消費者の心を強くとらえる効果をねらった印象的な宣伝文句のこと(大辞林/三省堂発行)。

 

広告や動画内で、訴えたいテーマを端的かつ的確な(それでいて心に揺さぶりをかける)言葉に変換させ、見る者により届くように訴求するものです。

その多くは、いわゆる「商売」に関するものであり、最終的にはお金を落とす、落とさない、なんていう事情がからんできます。

しかし一方で、脳と心にインパクトを残し、まるで人生の指針ともなるような、力強い言葉との出会いもあります。

 

とくに、つらい恋に苦しんだり迷ったりしている時に出会い、ハッとさせられた言葉の数々は、当時の甘酸っぱい思い出とともに、いまでも大切しています。

たったひと言が「もう少しだけ踏ん張ってみよう」とか「自分を大切にしなくちゃ」とか、目の前がひらけたような感覚を与えてくれるから不思議。

たとえば、わたしの心の引き出しには、こんなキャッチコピーが入っています。

 

可愛くならなきゃって思うのは、

ひとりぼっちじゃないってこと。

 

わたしには、わたしを素敵にする責任がある。

 

ちゃんと欲しがる女だけ、

欲しがられる女になれる。

 

これらはすべて、女性に人気のファッションビル「ルミネ」の広告にあるキャッチコピーです。

恋する乙女心をぎゅっと掴むものが多く、ビジュアルの魅力も相まって、目も心も惹き付けられてしまいます。

ちょっぴりせつなく、それでいて頑張る女性の背中を押してくれるような優しさがある。そんなキャッチコピーです。

ルミネ広告/LUMINE MAGAZINE

 

13歳で結婚。14歳で出産。恋はまだ知らない。

 

電車でこの言葉に出会ったときは衝撃的でした。これは国際NGO「プラン」の「Because I am a Girl キャンペーン」のキャッチコピーです。

途上国の女の子たちの問題を訴え、彼女たちが『生きていく力』を身に付けることを目指します」というメッセージのもと、プロジェクトへの支援を募っています。

 

たとえば、ニジェールでの15〜19歳の婚姻率は、男の子が3%であるのに比べて、女の子は59%にものぼるそうです。早すぎる出産は命を落とす危険性も高い。

これらの事実から生み出されたキャッチコピーは「恋することってそれだけで幸せなことなんだな」と、苦しい時間でさえも慈しもうと思えるきっかけを与えてくれました。

Because I am a Girl キャンペーン/プラン・ジャパン

 

誰かを思うことが今日のあなたを美しくする。

 

一見ちょっと冴えない40〜50代の男性が主人公として登場するムービー。主人公にはつぎつぎと「ツイてない出来事」が起こるのですが、そばにいる人々が、さりげない優しさや気遣いを見せてくれます。そして主人公自身が困っている人に遭遇したとき、同じように振る舞います。

最初はなんとなく見ているだけでしたが、上記の言葉が出てきたときに、「うん、そうだよね」って妙に納得しました。

ルミネの広告と似ている部分もありますが、好きなひとや認めてもらいたいひとがいるからこそ、内面や外見を磨こうとする意欲がわく。誰かを思う気持ちってとても尊くて、その事実だけで、人を美しくさせるものだと思います。たとえその恋が報われない結果になったとしても。

Let your care shine through ~あなたの中のケア~/チューリッヒ生命

 

本をえらぶとき、無意識のうちに「今の自分に必要なもの」を手に取ると言われているように、キャッチコピーとの出会いも、どこか必然性があるのかもしれません。

ヒトでもなくコトでもなく、ただの「文字の組み合わせ」が生活にプラスの力を授けてくれるって、すごいことのように思います。

 

Photo by Søren Rajczyk

MIKA Hirai

MIKA Hirai

(エディター/ライター/トラベルキュレーター)

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