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2016.08.26 UP

疲れかたハンパない!! 翌日に残ってしまうグッタリ疲労感はどうすれば?

深夜遅くまで飲んだ翌朝は起きるのがツライ、と感じる今日この頃。20代の頃は明け方まで飲んでいても、翌朝はシャキッと起きられたのに……!

私も最近、体力の衰えを感じるようになってきました。特にそれを実感するのは、20代の友人たちと遅くまで遊んだとき。彼女たちは「翌日が仕事でも全然OK!」と言うのですが、私はダメ。翌朝、時間通りに起きても二度寝してしまうんです。

みなさんのなかにも、私のように体力の低下に悩まされている人はいませんか?

 

翌日に疲れを持ち越さないためのコツ

「徹夜ができなくなった」「深夜まで続く飲み会がキツくなった」など、20代の頃には考えもしなかった、体力の衰え。その最たる要因は、加齢です。

年齢とともに代謝が悪くなり、筋力も低下します。このため、若い頃と同じライフスタイルを送っていては、疲れやすくなるのは当然のこと。

体内年齢の衰えには逆らうことはできませんが、改善させることは可能です。例えば、平日は多忙を極めていても、週末ぐらいは自炊をして体に良いものを食べるとか、ジム通いや定期的なエクササイズで筋力の向上を図るとか。

これに加えて「その日の疲れはその日のうちに取り除くこと」を心がけるのも、疲れを溜めにくくするコツのひとつです。

 

体の内側からエイジングケア!

生理前は、特に疲れやすく感じませんか? それに、お肌の調子も微妙です。これには女性ホルモンの低下が関係しています。

美のホルモンとも呼ばれる女性ホルモンのひとつ「エストロゲン」は、心身のバランスを整えるとともに、新陳代謝を向上させる働きもあります。

エストロゲンの働きが低下すると、代謝が悪くなり、お肌のターンオーバーにも影響が出てきます。この結果、肌細胞に蓄積したメラニンが沈着するなど、シミやくすみの原因に。

ホルモンの働きが低下すると、疲れやすくなるばかりか、お肌にも悪影響を及ぼすため、早めに対策をしておきたいものです。

エストロゲンの働きを活発にするには大豆製品を積極的に摂ることが効果的だと言われていますよね。これは、大豆製品に含まれる大豆イソフラボンが女性ホルモンに似た働きをするためです。

ところが最近の研究により、大豆製品を摂ってもあまり意味がないケースもあることが明らかに。これは、どういうことなのでしょう?

 

女性ホルモンと似た働きをする「エクオール」って?

大豆イソフラボンは、体内の腸内細菌により「エクオール」と呼ばれる成分に変わることで、はじめて女性ホルモンと似た働きをします。このためエクオールは、PMS(月経前症候群)や女性特有の心身トラブル回避の糸口でもあるんです。

エクオールを作り出す腸内細菌「エクオール産生菌」がある人は、日本人の約50%、欧米人の20%だと言われています。

エクオール産生菌を持ち合わせているかどうかは、子どもの頃の食生活に関係しているらしく、大豆製品の登場頻度が高い和食中心の生活を送っていた人ほどエクオール産生菌を持っている割合が高いそうです。

食の欧米化の影響もあり、20代以下では4人に1人しかエクオールを作れないというショッキングな事実……! エクオール産出菌のない人は、どんなに大豆製品を摂ってもその効果を感じることができないそうです。

大豆製品を毎日せっせと食べているのに、その恩恵が受けられないとしたら……。とても悲しいですよね。

 

エクオールが作れない人はどうすればいいの?

ご自身がエクオールを作り出せるか、そうでないか。尿検査で簡単に調べられるキットもあるようなので、気になる方はチェックしてみてはいかがでしょう?

もしご自身がエクオール産生菌を持ち合わせていなかった場合でも、嘆くことはありません。乳酸菌や食物繊維を含む食品を積極的に摂りながら腸内環境を良くすることで、改善される場合もあるそうですよ。

また、最近では、エクオール含有のサプリメントなどの健康補助食品も発売されています。サプリなら、エクオールを作り出す腸内細菌を持っていない人でもエクオールを直接摂ることができ、産生菌のある人はエクオールの働きをより強化することができます。

 

体力が向上して代謝が上がると、疲れにくくなることに加えて、さまざまなメリットがありそうですね。

それでもやっぱり「運動するのがイヤ」という人は、帰宅時間に余裕があるときにはひと駅分歩いたり、就寝前に軽いストレッチをしてみたり、できるところからチャレンジしてみてはいかがでしょう?

私自身は運動量が多くとても楽しい、イタリア生まれの水中運動「アクアバイク」を再開してみようと思います。

 

※参考:ホルモンケア推進プロジェクト

香穂里鈴木

鈴木 香穂里

ライター/編集者/パティシエ/レシピクリエイター

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