ハピネス

2014.02.19 UP

「普通」を目指す!キャリア女性の「キャリア」は仕事に限らず!

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キャリアウーマンの本当のキャリアとは

キャリアって、言葉が嫌いです。

ただ単に、職歴、経歴のことでしたらいいんですけど、もう死語になった感のある「キャリアウーマン」などという女性に対する呼び方があります。もともと日本語にはない造語なので、言語的に正しいか正しくないかの線引きはむずかしいですが、でも男の人に、キャリアマンなんて言い方、しませんから、女性にだけ使うんですよね。

友人のUは、大手建設会社に事務職として長年働いていますが、「キャリア? そんなこと、考えたこともない。仕事があるから、あしたも行く。それだけよ」と言います。

「そんなことで、いいのか?」なんて、野暮なことは言いません。「うん、わかるよ」で、その話はおしまい。

 

肩に力を入れて、キャリアがどうだって思っている人って、その人こそが野暮というか、別次元の話のような気がしてしまうのは、私だけでしょうか。仕事って、そんなこととは関係のないところで回っていくものなのです。

たとえば、男の人の仕事って、時に失敗して、時にうまくいき、そして1ヶ月が終わります。結婚も、その延長線上に付随するような形でめぐってくるので、女性とちがい、妊娠や出産によって仕事を中断する、ということもありません。

 

女性は従順であれ、という言葉がありますよね。従順と言うのは、世間に対して、男性に対して、なんですよね。社会的には、女性はただ、ただ従うことが美徳であると押し付けられるにもかかわらず、仕事で何か問題が起これば、自己判断しろ、と言われる。

だけど上司に対して「はい」と「いいえ」と「わかりました」をくり返している女性にとって、「自分で判断する」ってことができるのだろうか、と思います。

 

キャリアウーマンも嫌いで、従順な女も嫌い。だったらどうすればいいのか?

私からの提案は、「ふつう」を目指すことです。派遣社員でも、「ここは時給いくらだから」とか、「1時間残業すれば、いくらもらえる」という計算はやめて、「ふつうに仕事をする」。

実際、そのふつうな日常では、気配りだの目配りだのが必要となってくるのです。たとえば、ちょっとした気遣いという自分にとっては小さなことでも、社会において必要なことが隠されていたりします。

 

私なんか、ダメな人間です。頭を振ったら、カラカラと音がするくらい、何にも持っていない……。子どものころから算数が苦手で、数字にどれほど悩まされたことか。新入社員のころ、「あんたくらい、計算ができない人間は見たことがない!」と罵られて、半泣き状態で、金庫のお金を数え直したりしました。

あっちにぶつかり、こっちにぶつかり、どうしよう! と呆然となり、それでもヨロヨロと立ちあがってきて、いまに至ります。ときどき鼻が高くなったときには、「ねっ? 私ってすごくない?」と思い上がりますが、それも2日くらいで自然と元に戻ります。天狗になっちゃいけませんよね。11歳になる犬と散歩に行きながら、空を見上げて「もうすぐ春だね」と深呼吸をしたら、それでなんだかすべてが、良くなります。

 

女性のキャリアって、何でしょうね。仕事は別にして経歴という意味でとらえれば、「私が生きてきた道」になるのでしょうか。それとも「私であるための道」でしょうか。

きっと、「私が私でありたいと思って進む道」をキャリアと呼ぶのかもしれません。いくつになっても、キャリアに終わりはないんですね。

 

Photo by Pinterest

かわの ももこ
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