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2016.11.05 UP

海外で”ケチ”と思われないために!改めて学びたいチップのマナー

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海外旅行が当たり前になったとはいえ、まだまだ世界と日本には様々な違いがあります。その一つがチップの習慣。

日本にはチップの習慣がないので、旅行先でいくらチップを渡せばいいのか、迷ってしまう人は多いのでは? 私の住むバリ島でも、外国人と日本人のチップの払い方の差がときどき話題になります。

不名誉なことに、日本人のチップの払い方については、あまり評判はよくない模様……。

 

チップの習慣を知らないだけなのに・・・

バリ島ではチップを払う習慣は基本的にはありませんが、何か特別な用事を頼んだときは別。どこかに送ってもらったり、何かを買ってきてもらったり、いつもとは違うサービスを受けたときは、対価としてチップを払うのがベターです。

これらは価格が決まっているサービスではないので、具体的な金額を提示されることは稀です。いくら払えばよいか訊ねても「Up to you(おまかせします)」と判断をゆだねられることも多く、チップに慣れていない私たち日本人は戸惑ってしまうんですよね。

チップの相場もわからないし、このくらいかな? とお財布を探るとき、つい低めの金額を打診してしまった経験はありませんか? 紙幣だから大丈夫だろうと、一番安いお札を渡したら、実際には缶ジュース1本も買えない金額だったなんてことも。また、金額を提示されなかったから払わないというのも、よくあるパターン。

もし、こちらがサービスを提供した側だったら、ちょっとガッカリしてしまうのではないでしょうか。これは若い観光客だけでなく30代以上の年代にも見られる傾向で、経済的に裕福そうな人も低めの金額を出すケースが少なくないそう。

その結果、日本人はケチというイメージを持つ人が、私の周囲にも何人もいます。チップの習慣がないだけで、こちらは悪気はないんですけどね……。

 

検証!日本人のチップ相場が安いワケ

ケチと思われては心外! そもそも、なぜ日本人は相場よりも安くチップを渡してしまうのでしょう。個人的には次の要素が関係していると思っています。

「最大の感謝の気持ちは”ありがとう”」

日本人の美徳である、おもてなしの心。おもてなしの対価として、もっとも尊ばれるのは、相手にありがとうと笑顔で感謝の気持ちを伝えること。

でもそれは、日本のお話。外国では、感謝の気持ちはお金で示しましょう。

「お金を払うなんて失礼」

せっかく受けた好意を、お金に換算するなんて相手に失礼だと思ったことはありませんか? 人の優しさはプライスレス! 何か別の形(お土産など)で感謝を示したいというのは、日本人の奥ゆかしい優しさの表れです。

でも、ちっとも失礼じゃありません。日本の伝統的な工芸品よりも、現金の方が役立つことは間違いありません。

「騙されたら大変!」

チップを出し惜しみする最大の理由がこちらではないでしょうか。日本でも詐欺が増えているとはいえ、外国の比ではありません。実際、発生頻度を比べれば、外国の方が日本よりも詐欺が多いのは事実でしょう。

ボラれたら大変だ! という気持ちが優先して、多く払うことを躊躇ってしまってはいませんか?

 

チップ相場問題に終止符!

個人的には国によってチップの相場が変動するのが、面倒だと思っていました。同じサービスでも先進国では1,000円くらい、途上国では100円以下なんて、イチイチ覚えていられませんもの。

そこで私が実行しているのが、スタバのカフェラテをチップの相場にする方法。日本ではショートサイズが330円、トールサイズが370円です(税別)。国によって価格は多少前後すると思いますが、大幅には変わらないでしょう。この金額は、欧米諸国では小額かもしれませんし、アジアやアフリカ、南米などの地域では高額なのかもしれません。

この金額を払う目安にしているのが、頼んだ用事が20分以内に終わるかどうかです。正直、チップとしてこの金額が妥当なのかはわかりませんが、20分のおつかいでスタバのラテが買えたら、個人的にはちょっとラッキーかなという感覚から設定しています。スタバを利用しない人でも、その金額で何か他の飲み物くらいは買えますしね。それにチップを渡す方も、スタバのカフェラテを1杯分奢ったと思えば、それほどの負担には感じないのでは?

 

自分の損より相手の得を

チップはそもそも感謝の気持ちをお金に代える行為です。つい自分の損得を考えてしまいがちですが、既にサービスを受けているのに損も得もありませんよね。

服を買ったり食事をしたりするように、目に見える得はないかもしれませんが、人から受けた優しさにはモノ以上の価値があるのではないでしょうか。形に残らないサービスだからこそ、気持ちよくチップを払えるようになりたいですね。

平 理以子

平 理以子

バリ島在住フリーライター/コラムニスト

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