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2014.07.05 UP

意外と簡単だった!女性が男性から「永遠に愛され続ける方法」

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時代も国も越えて愛される「真の美」を手に入れたい!“アートの中の美女”から学ぶ、永遠に愛され続ける理由 も併せてご覧ください。

絶世の美女というと、どんな人を思い浮かべますか? 女優やモデル……メディア上には何人もの美女が日々溢れていますね。ですが、メディア上の美女たちは流行によって変わるもの。けして永遠が約束された美ではないと思います。

一方で、芸術作品の中に表現された美女たちはどうでしょう。2000年前に作られた大理石の彫刻や500年前に描かれた絵画は、いまでもその美しさで多くの人を魅了しています。といっても、その美しさって、実は習得可能な「方法」だったりするのです。

それでは、実際に作品を鑑賞しつつ、その「方法」について検証していきましょう!

 

想像は最大のスパイス

Venus.httptheancientworld.tumblr.com

(Photo by THE ANCIENT WORLD

世界でも知らない人はいないであろう彫刻「ミロのヴィーナス」。

この作品は、柔らかな丸みを帯びた女性らしいウェストとヒップのライン、小さめな肩とふくよかな乳房、そして腰に掛かる大変繊細なドレープをもち、制作技術の高さと女神の荘厳さが際立つ世紀の傑作です。

ところでこの女神像ですが、発見された当初から両腕が欠けています。そのため、多くの人がこの欠けた両腕の事をあれこれ想像しました。この女神が誰であるのか、それは失われた両腕に正解があるだろうと考えられたためです。

 

そしていつしか、両腕がないことによって女神像の美しさは完璧となった、といわれるようになりました。それはつまり“失われている=目に見えない”ことによって、見る者が永遠にこの女神像の失われた両腕の事を思い続けるからなんです。まるで、ネット上からはじまった恋愛の、顔も知らない相手のことをあれこれ想像して恋焦がれるように。

 

「見せたくないから隠す」のではなく、「見せたいからこそ隠す」

Jean-Léon_Gérôme,_Phryne_revealed_before_the_Areopagus_(1861)_-_01

(Photo by Wikipedia)

しかし、「ミロのヴィーナス」のように、こんな天然技のようなことはそうそう起こりません。では、見えないということを計算尽くしたらどうなるのか? それを表しているのが ジャン・レオン・ジェローム作『アレオパゴス会議でのフリュネ』です。

たくさんの男性たちの前に立つ、裸体の女性。登壇上でひときわ輝くように白い肌の裸体を衆目に晒し、顔を隠しています。オイオイ、隠すとこ間違えてるよ……と思わず突っ込みたくなるほどご開帳していますが、さて、これは一体どういうことなのか。

 

実はこの絵、裁判の真っ最中というシチュエーションを描いています。被告は、この裸体の女性。隣にいる男性が弁護役です。

そして突然、彼が彼女の服をはぎ取り、裁判官のオジサマたちに彼女の裸体を見せつけているという、トンデモな場面なのです。

この行為の甲斐あって、彼女は晴れて無罪となります。無罪の理由は、彼女の裸に喜んだオジサマたちが無罪にしたというのではなく、この絵の時代背景であるギリシアでは、肉体の美しさは正義であり、潔白を証明することに繋がっていたから。これはこれで、十分トンデモな理由だと思いますが。

 

しかし、この時に一番そそられるのは、手で隠された女性の顔ではないでしょうか。紅潮し、唇をかみしめ、羞恥心に耐える若い女性の顔……。もしかしたら、とんでもない美女がとんでもなく恥ずかしい顔をしているかもしれない……。そう思うと、なんだか萌えてきませんか?

筆者はアラサー女史ですけど。なんだか体内の男心がくすぐられる気がします。それがこの絵の狙いであり、裸体の女性を想像もつかない美女に仕立て上げる作戦なのです。

だって、見る者は彼女の顔をいくらでも好みの女性に変えて楽しめるんですから。まさに、この女性の顔を、あらゆる人にとっての“絶世の美女”にしたいがゆえの「隠す行為」なのです。

 

いかがでしたか? 男性は、とにかく女性について想像するのが大好きで、隠された先にある意外な一面とか、気にしてる風な「偽コンプレックス」とかに大興奮する生き物。その欲望をうまくコントロールすることで、美女の称号を手に入れられると思いませんか?

「あざとい!」なんて思っているうちは、まだまだです。

「ミロのヴィーナス」のような、天然美女はなかなかいません。計算し尽くし、彼らの要望を満たし、心も体も手玉に取ってしまう。その方法のひとつが、「あえて隠してみる」ことなのです。

そうすることで、私たち女史の「愛され続ける美」は、永遠のものに近づいていくのではないでしょうか。実践する価値はある……と思います。たぶん。

 

Image photo by Pinterest

nishico

nishico

(学芸員、美術評論)

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