趣味

2014.04.29 UP

生まれてくる子どもの「いいお母さん」になりたい!

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(Photo by Pinterest)

 

いま、私が「ママ」になったら。そうしたら、子どもと手を繋いで、一緒に見て、体験したいアートがあります。

子どもが持っている柔らかくて、どこまでも自由に伸びていくことのできる感性は、見たもの、体験したものを素直に栄養にしていきます。そのとき、彼らの可能性のひとつとなるようなものを自然に与えてあげたい、そんな風に思うのです。

そこで今回は、未来のママたちや、いま頑張っているママたちに、素敵なアート作品をご紹介したいと思います。

 

どこでアートに出会えるの?

それではまず、美術館に行ってみましょう。「小さい子どもと一緒に美術館に行っても平気なの?」という不安があるかもしれませんが、大丈夫。子ども用の解説や、親子鑑賞の日を設けている美術館が最近増えてきています。

 

また、そういったサービスのない美術館でも、急に走ったり、展示作品に触ったりせず、大人と手を繋いで歩き、ルールを守ればOKです。美術館の中は、社会的なマナーやルールを学ぶ上でも、とても最適なところなのです。

 

こころを育てるアートって?

私のオススメは、抽象絵画といわれるアート作品を観ることです。そう、「何が描いてあるんだか良く解らない!」と言われてしまう、アレです。

 

大人が観ると、どうしてもその絵の中に描かれているもの、それを描いた意味などを考えてしまいがち。その鑑賞方法は、ある意味正解で、絵についてより深く理解するために必要なプロセスではあります。

でも、子どもと絵を観る時は子どもと一緒になって、ただ「観ること」を楽しんで欲しいのです。

 

まずゆっくり観て、色や形など、いろいろ想像して、空想しあう。そうすると、大人が思いつかないようなことを子どもたちは教えてくれます。

固定観念のない柔らかな発想がどんどん溢れ出してくるのが分かるはずです。

 

そして、想像をどこまでも広げていくのにとても適しているのが、抽象画なのです。

とくに色彩が豊かで、画面いっぱいに描くことを楽しんでいるような作品が理想的。パウル・クレージョアン・ミロマーク・ロスコ瑛九などは、超オススメの作家たちです。

 

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(Photo by elisachisanahoshi.blogspot.com)

パウル・クレーは豊かな色彩といろんな図形の組み合わせが特徴的。じーっと観ていると、家や建物がある街並みにも見えてきます。

 

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(Photo by en.wahooart.com)

ジョアン・ミロは、明るい色彩の中で生き物が楽しそうに集まっているように見えるのが特徴です。

なんだか牛やおじさん、犬に見えてきませんか?

 

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(Photo by dollarstorecrafts.com)

マーク・ロスコは、大きな画面を色で埋め尽くしています。ほとんどが四角や線で、大胆に色を重ねています。

 

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(Photo by ayome.sblo.jp)

瑛九は宇宙の星空を想像させるような作品を描いています。キラキラ輝くような丸の集まりは、いつまでも観ていられます。

 

子どもは好奇心のカタマリ。良い聞き手になって。

子どもと絵を観るときに気をつけたいのが「子どもの良い聞き手になる」ことです。子どもが話したいことを遮らずに聞き、子どもの興味がある方に一緒に進んであげることが大切です。

 

もし、子どもが美術館の一番奥の絵に関心を持ったら、順路通りでなくてもその絵を観に行きましょう。子どもは好奇心のカタマリ。集中力が散漫なのではなく、いま、彼の関心はそこに集中しているのです。

 

集中力が持たなくなってしまったら、一度美術館の外に出て、気分転換をしましょう。

ほとんどの美術館では、再入場が可能です(大規模な展覧会はできないこともあります。事前確認することをオススメします)。

 

アートに触れて、外を散歩して、ランチして、またアートに触れて……と、ゆっくり時間をかけて美術館を楽しむと、きっと子どもたちは美術館が大好きになります。

 

ママと手を繋いで、一緒に素敵なものを見たという記憶は、大きくなってもずっと子どもたちの心に残ります。言葉にはできなくても、やさしくて温かい色や、匂いや、温度になって、子どもたちの心にやんわりと染み込んでいくのです。

そのときに感じたものや記憶は、ママからのとても素敵な贈り物になるでしょう。

 

ぜひ一度、お子さんと手を繋いで、美術館に遊びに行ってみてくださいね。きっと素晴らしい体験があなたを待っていますよ。

nishico

nishico

(学芸員、美術評論)

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