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2014.04.03 UP

落ち込みがちな女性のための春のすごし方 ~今日もかるく絶望~

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春です。人間関係が問答無用で大シャッフルされるこの時期!

新しいことがどんどん始まり、何より「非日常」を嫌う、ネガティブな人間にとっては、ふだん以上に苦行を強いられる季節でもあります。

 

仕事帰り、美しい夕日と、満開の桜を眺めては「消えたい……」と思い、帰宅後、布団に直行し「今日のあの会話は、こういう切り返しをするべきではなかったか」と、一人反省会をする。

花粉症に悩むとともに、強すぎる自意識を持てあまし、心身ともに消耗するのが、私にとっての「春」なのです。

この時期はどうしても、自分の日常を生きることに精一杯で、周囲の様子を観察する余裕がありません。

 

ですが、そういう時にこそ、じっと周囲の様子をうかがい「日常のささいな出来ごとに、いちいち落ち込み、考え込んでしまうのは、決して自分一人ではない!」という事実に気が付くことが、この時期を乗り越える、新たな方法になるかもしれません!

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※ 伊藤素晴『今日もかるく絶望しています。』(メディアファクトリー)2014

絶望はするけれど、何度でも立ち上がれる

本書の主人公は「ひーちゃん」という、18歳の女子大生。「鼻は1つで目は2つ。特筆すべきことが何もない」と自己紹介をする、落ち込みやすい、突っ込みどころ満載の女の子です。

幼い頃から他人の目を気にしすぎてしまい、咳払いをしている人を見るだけで「邪魔だよ」と言われているのではないかと落ち込み、寂しい時は帰宅後、サメのヌイグルミに話しかけ、1日外で頑張ると、その後2日はお家に引きこもっていたい、省エネタイプの女子でもあります。

 

また、知らない人が苦手で、バーベキューでは「人と話すより肉焼いてる方がいい」という理由でトングを手放しません。告白されても「何か企んでいるのでは?壺を買わされるかも」と悩みます。

 

だけどひーちゃんは、料理する時、鍋底にくっついたパスタの数が0本だと本気で喜べるし、道端に咲いているタンポポの強さに励まされて、前へ進むことができる一面も持っていました。

 

私はたくさんの「マイナス思考あるある」に、わかる!! と、涙目になりながら同調していたのですが、でも逆に「彼女はすごい」とも思いました。

人より、うんと小さいことでつまずいていたけれど、その度に前を向こうとしていたからです。

 

落ち込みやすいことは、特別なことではないのかもしれません。そんな自分を認めて、多少時間がかかっても「どう立ち上がっていくか」を考えることが大切なのかな、と思いました。

 

「落ち込みガール」の4コマ漫画ですが、イラストも可愛くて、読んでいて暗い気持ちにはなりません。それに「かるく絶望」しながら見る景色も、悪いものばかりではないと気が付くことができました。

この春、少しずつでも良い、前進していきたいと思える素敵な本です。

よかったら、読んでみてくださいね。

 

Photo by Pinterest & amazon『今日もかるく絶望しています。

さゆ

さゆ

(フリーライター)

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