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2014.01.14 UP

映画『ゼロ・グラビティ』に見る、女の生き方

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昨年末に公開され話題の、『ゼロ・グラビティ』はもうご覧になられましたか?

地表から600km上空の宇宙空間。突然の事故でスペースシャトルは大破し、船外でミッション遂行中のライアン・ストーン博士(サンドラ・ブロック)と、ベテラン宇宙飛行士マット・コワルスキー(ジョージ・クルーニー)の二人は、無重力空間に放り出されてしまう。地球との交信も途絶え、酸素も残りわずかの極限状態で、ふたりは生き残ることができるのか? ……ドキドキのストーリーですね! 3DやIMAXなどでも上映され、映像の素晴らしさも注目されています。

見どころは、ライアン・ストーン博士の強さや弱さが描かれているところです。文字にすると味気ない感じに聞こえてしまいますが、ひとりの女性の生き方としてとても胸に刺さる映画なんですよ!

 

極限状態での孤独な戦い

スペースシャトルもない、空気もない、連絡手段もない、還る方法もない……絶望的な状態から、いかに生還するかというストーリー展開ですが、ライアンは決して最初から「私、生きて還る!」という、ポジティブでタフな女性ではありません。

ライアンは、諦めるし、くよくよするし、もうダメ……って何度もくじけるし、切れます。しかしその極限状態の中で、徐々に「生きて還らなければならない」ということ気づいていきます。

孤独な戦いの先に、「生きて還らなければならない」という思いだけを支えに彼女は地球に還る方法を見つけるのです。

 

孤独の中で見つけた希望

実は、彼女はかつて幼い娘を亡くしており、胸に傷を抱えた女性でした。宇宙空間で孤独になる前から、彼女はもともと孤独だったのです。
一緒に宇宙を漂流して、助けてくれる仲間マットもいなくなり、ひとりで戦う彼女の中には何度もマットの言葉が蘇ります。

宇宙空間での孤独を乗り越えると同時に、彼女は過去の孤独と決別することとなります。どんな危機的状況でも、ユーモア溢れる会話で励ましてくれるジョージ・クルーニーの笑顔は思い出すだけで、涙が出てくるくらいかっこいいです。

ラストのサンドラ・ブロックの表情は、序盤で「無理よ、無理!」を連呼していた表情とは全く別人です。人はつまるところ孤独な生き物なのかもしれませんが、これまで出会った多くの人の思いに、支えられているんだと実感します。

 

宇宙空間という極限状態はないにしても、日々の中で行き詰ったとき、これまで出会った人の言葉や思いやりを信じて、「やるしかない」と飛び込んでみると、もしかすると違った希望が見えるかもしれませんよ。

この映画は観ている人も、きっと一緒に絶望します。一緒にイライラします。一緒にそわそわして、ドキドキして、一緒になって祈ります。そして、ラストにはサンドラ・ブロックと共に、希望に包まれます。心地よい重力と共に。

まだまだ話題作なので、ぜひ「グラビティ=重力」を感じてみてください。
個人的には、断然3Dをおすすめします。

 

Photo by 『ゼロ・グラビティ』(公式HP)

pon
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